フッコ「世界には63億人の人がいますが、もしもそれを100人の村に縮めるとどうなるのでしょう?」
曲:「I'VE BEEN HIGH」REM
フッコ「今日はうちのギタリストアイドル、ルイルイがみんなに紹介したい本があるということで持ってきてくれた本があります」
「世界がもし100人の村だったら」(マガジンハウス)という今話題の本。もともとチェーンメールで世界中に広がったものです。Webでも
http://www.lifestudies.org/jp/tero08.htmをはじめさまざまなサイトに掲載されています。というわけで今夜はこの本を読んで考えたことを真面目に語っています。
「世界には63億人の人がいますが、もしもそれを100人の村に縮めるとどうなるでしょう?100人のうち90人が異性愛者で、10人が同性愛者です。61人がアジア人です。13人がアフリカ人、13人が南米アメリカ人、12人がヨーロッパ人、あとは南太平洋地域の人です。でですね、20人が栄養が十分ではなく、1人は死にそうなほどです。でも15人は太りすぎです。」
100人の村なので、1人=1%。元々は単なる統計の話だったそうです。
まず驚くのは、同性愛者が10%もいること。
フッコ「全然マイノリティーとか言えるナンバーじゃないですよこれは」
それから最後の部分。
ルイルイ「世界の富の配分っていうのも、何かくっきり出ますよね」
フッコ「そこ、私そのページ開いたときに結構キュッと来たね」
ルイルイ「キュンと来ます?」
フッコ「だって一人が死にそうなときに15人が太りすぎなんでしょ?」
続いてケースケの選曲。
曲:「GRACE -WE ARE ONE-」YUKIYO FEAT. MELODIE SEXTON
「全ての富のうち、6人が59%を持っていて、みんなアメリカ合衆国の人です。74人が39%を、20人がたったの2%を分け合っています。75人は食べ物の蓄えがあり、雨、露をしのぐところがあります。でもあとの25人はそうでもありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。」
フッコ「さっきアメリカ合衆国の話があったりとか、不平等な富の配分がされてるって話があんねんけど、だからって私ね、全て平等でなきゃいけないっていうところで哀れみみたいな気持ちが生まれるのすごいむかつくねんな」
ここでフッコが水の汚いタイに行った時に出会った花売りの少女の話を披露。すごい澄んだ目で、無理矢理その首輪を観光客にかけて、法外な値段で買わせようとする。でもその時フッコは絶対買うもんかと思った。彼女は真剣勝負で売ってきたわけで、自分も真剣勝負で金は出さないと思った。そしてディスカウントしようとしたが、結局その子はすねてどっかへ行ってしまった。
フッコ「でもその時に、彼女は凜々と次の商売へ行くわけよ。あの姿はでもかっこよかったなと思って」
ルイルイ「カッコイイよ。だって彼女はそれで生計を立てるわけだからね。そのピュアな目っていうのはある意味彼女の武器でもあるし、だから彼女の富の配分が、少ない所に生まれましたと。彼女は彼女なりに生計を立てるわけじゃないですか。それはだから僕らと一緒なんですよ、生きる手段としてね。そこにこの本を読んだからってみんなにね、哀れみましょうよなんて絶対ぼくは言いたくないし、だからこう哀れみって言うのはすっごい僕嫌いな感情だから、それはもうなんか、自分を全部高いところにおいて肯定した上でのものなんですよね」
フッコ「そう。でも何かね、そういうことしてる自分がな、彼女と張り合ってる自分っていうのがな、何かすごい安いんかなと思ってんか。私自身の価値がもしかしたら安いんかなとも一瞬思ってやな、疑問として沸いたところで。でも、既に私がその子たちに比べたらお金持ちに生まれてるっていうところで、私の手には負えないところで、それは犯してしまう過ちが含まれてるのかもしれないと思ったやんか。金持ちに生まれたって言うところだけで。でも私も若いし、その子と同じように、正直でいようと思ったわけよ、自分に。で正直でいるときに、私あの子が正直やったように、同じようにあの子を傷つけたかもしれないし、あの子の正直さで私も少し傷付いたから、お互い様かなってすっごい思った」
ディベートっぽくなってきたところでフッコが最近ハマっているという曲。
曲:「RAINBOW ZEPHYR」RELISH
お父さんが白人の心理学者、お母さんが黒人のジャズシンガー。南アフリカ共和国で生まれた兄弟が、アパルトヘイトを逃れてアイルランドに引っ越して、そこでバンドを始めたそうです。
日本ではお金を恵んでもらおうとするホームレスはあまり見かけないけど、中国では結構あるらしい。そんな人たちの中で、ルイルイが許せないというのは子供を使う親。子供がお金をもらえないとあとで親に殴られるので子供は必死にお金をもらおうとする。でもルイルイは許せないと思いつつ、やっぱりお金をあげてしまうらしい…。
ルイルイ「でもあげた後に、俺親を見つける。親絶対どっかで見とんねん。奴らどっかにおんねんな。それ絶対許されへんなと思って」
次はルイルイの選曲。
曲:「STAY」BERNARD BUTLER
「もしもあなたが嫌がらせや逮捕や拷問や死を恐れずに、信仰や心情、良心に従って何かをし、物が言えるなら、そうではない48人より恵まれています。だからあなたは深々と歌ってください。のびやかに踊ってください。心を込めて生きてください。たとえあなたが傷ついていても、傷付いたことがないかのように愛してください。まずあなたが愛してください。あなた自身と、人がこの村に生きてあるということを。もしもたくさんの私たちがこの村を愛することを知ったなら、まだ間に合います。人々を引き裂いている非道な力からこの村を救えます、きっと。」
ルイルイ「そこに全ての答えがありますね」
もともと数字だけだったというこの話が一気に世界中に広まったのも、この統計以外の文章を誰かが付け足したからでしょう。
フッコ「この本読んだときにね、何か不思議な気持ちが沸いて、心が揺れた感じがして、それって何でなんやろうっていう、罪悪感なのか、ただ悲しい気持ちなのか、それも愛のひっくりがえした感情なのか、微妙だったんだけど、それって多分一人一人の中で微妙に変わってくると思うから、チャンスがあれば読んで欲しいかなと思います」
最後はいよいよ来週発売になるアルバムのタイトル曲。
ルイルイ「本当に生きること自体に、エクスタシーを感じてしまったってきっかけで生まれた曲」
曲:「Natural Beauty」CORE OF SOUL
パート2のトークを長〜く引用したけど、あんな感じで30分笑いなしの真剣トークでした。私はここで彼らが語ったことと同じことを思っていました。他人の幸不幸って、無意識のうちに自分を基準にして判断してるんですよね。100人の村の話は自分たちが恵まれてるという前提で書かれているようだけど、読者が恵まれてないと思っている人たちは、必ずしも自分が不幸だと思ってるとは限らないんです。この本については賛否両論あると思いますけど、パート1の統計的事実に目を向けるという意味ではいい機会になったんじゃないでしょうか。